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オルガ・パシチェンコ&イル・ガルデリーノ/モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番、第23番

オルガ・パシチェンコ

歴史的ピアノ最前線をゆくパシチェンコと精鋭集団による、対話劇としてのモーツァルト

アムステルダムとヘントの音楽院で教鞭をとりながら世界的な活躍を続けるフォルテピアノ奏者オルガ・パシチェンコと、ベルギーの実力派古楽器集団イル・ガルデリーノによるモーツァルトのピアノ協奏曲録音シリーズに待望の第2弾が登場。『レクイエム』などと並ぶニ短調の傑作=第20番と、オーボエの代わりに一対のクラリネットが印象的な響きを添える第23番、いずれもモーツァルトがウィーンで希代のピアニストとして活躍しながら間もなく《フィガロの結婚》で新たな成功を掴む躍進期の充実作2曲が選ばれています。パシチェンコはもはや「アレクセイ・リュビモフ門下」と紹介するまでもなく強い存在感を欧州第一線で発揮していますが、今作も冒頭総奏部分の通奏低音から絶妙の立ち回りで、経験豊かな奏者たちと対話を続けながら各曲それぞれの物語を引き出してゆく演奏は抜群の瑞々しさ。緩徐楽章の息をのむようなカンティレーナから説得力豊かなアレグロの音使いまで隅々まで聴きどころに事欠かず、ニ短調の協奏曲ではファンタジーに満ちた独自のカデンツァまで披露してくれます。他の奏者たちも古楽器の音ならではの玄妙なニュアンスや鮮烈なアクセントを大いに活かし、「これらの協奏曲をオペラと同じと考え、加わる楽器全てを主人公たちと認識する」(パシチェンコ談、本盤解説より)という一貫した姿勢がありありと示された解釈を披露。トラヴェルソのデ・ヴィンネやオーボエのポンセ―ル、クラリネットのボウドら管楽器奏者にも世界的名手が続々。同レーベルのHAYDN 2032シリーズでも活躍中の技師J-D.ノワールによる古楽器の機微をよく踏まえた録音でお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K. 466(カデンツァ: オルガ・パシチェンコ)
4-6. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K. 488(カデンツァ: モーツァルト)

【演奏】
オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ、リーダー)
使用楽器: ウィーンのアントン・ヴァルター1792年頃製作モデルに基づくポール・マクナルティ製作の再現楽器
イル・ガルデリーノ(古楽器使用)
コンサートマスター: エフゲニー・スヴィリドフ(ヴァイオリン)

【録音】
2021年6月6-9日
コンセルトヘボウ、ブリュッヘ(ベルギー)
収録時間: 58分

輸入盤

国内仕様盤

[日本語解説付き]

イル・ガルデリーノ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年05月17日 00:00